完了検査と検査済証|工務店の申請期限・準備・引渡し管理【2026年版】
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完了検査と検査済証|工務店の申請期限・準備・引渡し管理【2026年版】

2026年8月23日20分で読める

完了検査は工事完了後4日以内に申請が届くよう手配し、検査合格後の検査済証までを引渡し前の案件工程として管理します。法律上の申請者は建築主であり、工務店は完了予定日、施工内容、変更履歴、図書、写真、立会いをそろえて申請を支えます。

完了日から申請までの4日と、受理日から検査までの7日は起点が違います。着工前の確認済証と完成後の検査済証も役割が異なります。完工前の準備、検査時の指摘対応、検査済証の保存・引渡しまでを時系列で確認しましょう。

完了検査と検査済証|申請4日・検査7日の流れ

工事完了・申請到達・受理・検査・検査済証を並べた法定時系列
工事完了・申請到達・受理・検査・検査済証を並べた法定時系列

完了検査は、建築確認を受けた工事の完了後に、建築物と敷地が建築基準関係規定へ適合しているかを確認する手続です。適合すると検査済証が建築主へ交付されます。工務店は完了日を曖昧にせず、申請・検査・交付を別の状態で追います。

工程主体・確認事項法定時期
工事完了建築主が申請主体、工務店が施工情報を確定完了日を確定
完了検査申請建築主から建築主事等へ到達完了日から4日以内
申請受理受理日を記録検査期間の起点
完了検査建築主事等が法令適合を検査受理日から7日以内
検査済証適合時に建築主へ交付交付日・原本の引渡しを記録

完了検査と検査済証の定義

建築基準法第7条に基づく完了検査では、確認を受けた工事が完了した建築物と敷地について、建築基準関係規定への適合を検査します。検査済証は、その検査で適合が認められたときに交付される書面です。施工会社の社内検査や建築主の仕上がり確認とは目的が違います。

工務店は、検査申請書そのものだけでなく、確認済み図書、承認された変更、施工状況、隠蔽部を含む写真、各種証跡をそろえます。検査済証の交付後は、交付日、証書番号、原本・写しの保管先、建築主への引渡日を記録し、単に検査日を迎えた状態と完了状態を区別します。

申請者・申請期限・検査期限の早見表

完了検査の法律上の申請者は建築主です。工務店や設計者が日程調整や書類準備を担っても、申請主体を施工者へ置き換えません。建築主は、工事完了日から4日以内に申請が建築主事等へ到達するよう手続します。投函日や社内提出日ではなく、到達が基準です。

申請を建築主事等が受理した場合、検査は受理日から7日以内に行われます。完了予定から申請準備を逆算し、完了日の確定、申請到達、受理、検査予定、検査実施を別々に記録します。確認申請からの全工程は建築確認申請の流れとつなぎ、4日と7日を一つの期限にまとめません。

確認済証と検査済証の違い

着工前の確認済証と完成後の検査済証を比べる証書比較図
着工前の確認済証と完成後の検査済証を比べる証書比較図

確認済証は計画段階、検査済証は完成段階の法定ゲートです。名称が似ていても、一方の交付で他方の手続まで完了したことにはなりません。工務店は両証書と対応図書を案件内で分けます。

確認済証は計画、検査済証は完成状態

確認済証は、着工前の建築計画について建築基準関係規定への適合が確認されたときに交付されます。対象工事は確認済証の交付前に着工できません。検査済証は、工事完了後の建築物と敷地を検査し、適合が認められた結果として交付されます。

確認済証があっても、工事中の変更が確認図書へ反映されず、完成状態が図書と違えば、完了検査の準備は整いません。建物区分と審査省略は4号特例縮小をわかりやすく解説で確認し、審査省略を確認不要・検査不要と扱わないようにします。

工務店が着工前・完工後に確認する情報

着工前は、確認済証の交付日、確認番号、確認を受けた図書の版、工事監理者、着工可否を確認します。施工中は、現場配布図が確認済みの版と一致するか、変更が計画変更または軽微な変更のどちらとして扱われたか、決定者と確認先を記録します。

完工前は、最終図書、変更履歴、施工記録、検査・試験の記録、隠蔽部写真、完了予定日、立会い担当をそろえます。省エネ仕様と施工証跡は省エネ基準適合義務化へつなぎ、確定仕様、変更、納品、施工写真が一致するかを確認します。

工務店が完了検査前後に行う手順

完了内容の照合・申請検査支援・検査済証引渡しの3ステップ
完了内容の照合・申請検査支援・検査済証引渡しの3ステップ

完了検査は工事が終わってから準備するのではなく、隠蔽部が見えなくなる前から証跡を集めます。完了予定日を関係者で共有し、申請、検査、指摘対応、検査済証の交付まで担当を決めます。

Step 1 完了予定日と確認図書・変更を照合する

まず、現場責任者、工事監理者、設計者、申請担当、建築主で完了予定日を共有します。確認済み図書と現況を照合し、施工中の変更を一覧化します。各変更について、承認日、承認者、申請先への確認、更新図書、現場への反映状況を確認します。

完了日は、主要工事の終了、社内検査日、手直し終了日など複数の候補が生じやすいため、完了検査申請の起算日に使う日を関係者で確定します。変更の確認や必要図書が未了なら担当と期限を付け、工務店の工程管理をガントチャートで一元化する方法へ申請到達日と検査予定を反映します。

Step 2 写真・証跡を揃えて申請と検査を支援する

検査前に、確認済み図書、変更関係書類、工事監理・施工の記録、材料・機器の情報、検査・試験記録、施工写真を案件ごとの一覧で確認します。特に、基礎、配筋、接合部、断熱など完成後に見えなくなる部分は、施工位置、撮影日、図面との対応が分かる写真を工事中に残します。

申請では、建築主が完了日から4日以内の到達を守れるよう、必要情報と担当を前倒しでそろえます。検査当日は立会い者、図書、現場への導線、確認箇所を準備し、照会や指摘を記録します。指摘があれば内容、担当、是正期限、是正後の確認方法を案件へ反映します。

Step 3 検査済証を案件へ保存し引渡す

検査で適合が認められ検査済証が交付されたら、交付日、証書番号、対象建物、受領者を確認します。原本の取扱いと写しの保管方法を決め、建築主への引渡日と受領確認を残します。検査実施済み、指摘対応中、検査済証交付済みを別の状態にします。

建築基準法第7条の6の対象となる新1号・新2号の新築等は、原則として検査済証交付前に使用できません。仮使用認定や法定の例外があるため、対象建物と使用開始日は建築主事等または指定確認検査機関へ確認します。引渡し後の定期点検は工務店のアフター・点検管理へ分けます。

検査前の変更・証跡不足を解消する

未反映変更・隠蔽部写真・図書版・検査担当を確認するチェック表
未反映変更・隠蔽部写真・図書版・検査担当を確認するチェック表

検査直前に発覚しやすいのは、現場変更が図書へ反映されていない、隠蔽部の写真がない、写真と図面の位置が結び付かない、検査・試験記録の担当が不明という状態です。完工前の節目で不足を洗い出します。

未反映変更と隠蔽部写真を完了前に確認する

変更一覧には、変更前後、理由、決定日、設計者・工事監理者の確認、申請先との整理、更新図書、施工反映を記録します。軽微な変更として扱った場合も、判断根拠と確認者を残します。口頭承認だけの変更を完了検査時に初めて説明する状態を避けます。

隠蔽部写真は、現場名、撮影日、撮影位置、方向、対象部位、図面番号、施工内容を対応させます。撮影できなかった場合を別現場の写真で補わず、工事監理者と対応を確認します。検査前チェックを図書、変更、写真、検査・試験、現況の5分類で行い、不足の解消日と確認者を記録します。

完了日から引渡しまでを状態管理する

完了予定・申請・受理・検査・指摘・検査済証・引渡しの案件状態
完了予定・申請・受理・検査・指摘・検査済証・引渡しの案件状態

完了日から引渡しまでには、申請到達、受理、検査、指摘対応、検査済証交付という複数の節目があります。「完工」の一状態だけでは4日・7日の起点や次の担当が分かりません。

工務店HUBで検査日・結果・証書・写真を結ぶ

工務店HUBでは、案件のカスタム項目を使い、完了予定日、完了日、申請到達日、受理日、検査日、結果、指摘状態、検査済証交付日、証書番号、図書・写真の参照先、引渡日を管理する設定例を作れます。状態は「完了準備」「申請準備」「申請済み」「検査待ち」「指摘対応中」「検査済証交付済み」「引渡済み」などに分けます。

独自編集フレームは、「完了日→申請期限→受理日→検査日→検査済証」の5点タイムラインと、「検査項目×図書×写真×担当」の証跡表です。顧客事例や検査結果の予測ではなく、法定の節目と工務店が準備する証跡を対応させた運用設計です。日付変更や指摘が出たときは次の担当と期限を更新します。

4日・7日の起点と証跡の所在を案件で結ぶと、完工後の申請準備を前倒しできます。

まとめ|完工前から検査日と証跡を揃える

完了検査の申請者は建築主で、工事完了日から4日以内に申請が建築主事等へ到達するよう手続します。検査は申請受理日から7日以内です。工務店は完了日、確認図書、変更履歴、隠蔽部写真、立会いを完工前からそろえます。

確認済証は計画段階、検査済証は完成状態の適合を確認した結果です。第7条の6の対象は原則として検査済証交付前に使用できませんが、法定の例外があります。検査済証の交付・保存・建築主への引渡しまでを案件工程として管理しましょう。

完了検査と検査済証のよくある質問

Q. 完了検査は工事完了から何日以内に申請しますか?

建築主は、工事完了日から4日以内に申請が建築主事等へ到達するよう手続します。

Q. 工務店が完了検査の申請者ですか?

法律上の申請者は建築主です。工務店は完了予定日、施工内容、変更履歴、写真、検査立会いを調整して支援します。

Q. 検査済証前に建物を使用できますか?

新1号・新2号の新築等、法7条の6の対象は原則として交付前に使用できません。仮使用認定等の例外があるため、対象と使用開始日は確認先へ確認します。

Q. 完了検査は施主検査と同じですか?

同じではありません。完了検査は法令適合を確認する手続で、施主検査は契約内容や仕上がりを建築主が確認する引渡し実務です。


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